(有)グリーンいずしは、豊岡市南部の出石町にあり、地元伊豆集落、隣接する安良集落を中心に14集落の水田で営農を行っています。
伊豆集落にはコウノトリの人工巣塔が立ち、毎年営巣活動が見られます。
ヒナが巣立っていく姿を見守りながら、「コウノトリ育む農法」や「あいがも農法」など『安全』『安心』、そして『味』『品質』にこだわった農産物を生産、販売しています。
(有)グリーンいずしでは、次の4つを経営理念とし、消費者の方に安心して食べていただける農産物生産に取り組んでいます。
1.田んぼを毎年青くする
太古の昔から営々と耕されてきた地域の農地を守り、活かす。
2.安全・安心へのこだわり
土づくりを重視し、人と自然に優しい環境創造型農業に取り組む。
3.「人」と「人」のつながりを大切に
地域の皆様、消費者の皆様と心通じ合うお付き合いの中で、生産・販売に取り組む。
4.未来に継続できる経営
次世代以降にも地域の農業、環境を引き継いでいくため、持続的な農業経営を目指すとともに人材育成にも取り組む。
水 稲
「コウノトリ育む農法」や「あいがも農法」といった「安全・安心」にこだわった米づくりを行っています。
秋には鶏ふんや牛ふん堆肥施用による土づくりを行い、元肥や追肥(穂肥等)の施肥は、1筆ごとに地力や生育状況を確認して施用量を決定します。収穫については、食味、品質を確保するため、籾の黄化程度を1筆ごとにチェックして収穫日を決定するとともに、乾燥調整についても乾燥温度を上げすぎず自然乾燥により近い仕上がりを目指しています。
これらの他、食味センサー付きコンバインや、ほ場管理システムの導入などを行うとともに、直播などの試験栽培やラジコンボードによる除草剤散布など、省力化に向けた取り組みにもチャレンジしています。
豆類・野菜類・加工品
豆類では黒大豆、小豆を栽培しています。こちらも土づくりを行い、味、品質にこだわった栽培を行っています。
野菜類ではハクサイ、イチゴ、キャベツなどを栽培しています。土づくりなどはもちろんのこと、耕種的防除などに取り組むことによって、極力、農薬に頼らない、安全で美味しい野菜づくりを行っています。直売店(出石店)で販売しています。
また、加工品は餅、赤飯、おはぎなど、自社生産の原料を使った加工品を製造、販売しています。出石店内には飲食スペース(おこわ、ぜんざいなど)も設置しています。
― 経営品目・規模 ―
- ◆水稲:約65ha
- ◆豆類・野菜類:約1ha
- ◆作業委託
- 全面:約1ha 田植:約3ha 刈取:約3ha
- 乾燥調整:約9ha 育苗:約3,000枚
- ◆加工部門(餅、赤飯、おはぎなど)
- ◆販売部門(出石店、インターネットショップ)
- ◆飲食部門(出石店内に飲食スペース設置)
有限会社 グリーンいずし
代表取締役 狩野 誠一
兵庫県豊岡市出石町伊豆中道696